学会のない日曜の朝だけは、
ゆっくり新聞や読書を楽しめる自分だけの至福の時間。
日本経済新聞・日曜版の健康欄は、特にお気に入り。
健康欄には、幅広く健康に役に立つ情報が満載されています。
尊敬する抗加齢医学会理事長の
吉川敏一先生(京都府立医大学長)の連載コラム『抗加齢を学ぶ』
もその中のひとつです。
さて今朝も、たくさんの記事がある中、
『高齢者よ肉食を!』の記事が最初に飛び込みました。
「高齢者こそ肉食のススメ。
中高年にとって、肉を食べるのは肥満の原因といわれてきた。
しかし、食が細くなりがちな高齢者は意識して肉を食べるようにした方がよい。
転倒による骨折や貧血などを防げる。
老化を遅らせる効果も期待でき、専門家は「毎日食べて欲しい」と話す。」(記事引用)
当院に長く通われている患者様には、
機会のあることに同様の御説明をさせていただいており、
『体を作る必須アミノ酸の中には、体内で合成できないものがあるから
日ごろからいろいろと食べてバランスよく補いなさいって記事ね?
でもお肉はもともと好きだから、良く食べているわよ。』
という感じなのですが、
ぜひ、多くの皆様にも知っていただきたい内容の
良い記事ですので、当ブログで取り上げてみました。
最後にこの記事に、
歯科医かつ抗加齢学会専門医としてちょっとだけ苦言です。
『高齢者は噛む力が落ちており、弾力のあるステーキやトンカツは食べにくい。』
と文中にありますが、この文章は大きな誤解を招きがち。
実は噛む力は、年齢というより個人差がとても大きい部分なのです。
高齢になると、いよいよその差が大きく開くというだけなのです。
若い頃からきちんと歯のお手入れや、噛み合わせに気を使っている方や、
不幸にしてかみ合わせが壊れてしまっても、
正しく噛みあわせを治療して再獲得された方は、
おいくつになっても、噛む力は充分です!
いくら年齢を重ねられても、
第一線でお仕事を続けたり、旅行や趣味・スポーツに熱中されたり、
何でも美味しく、楽しく、食べて大活躍していらっしゃいます。
健康を維持されていると、若い頃の嗜好はあまり変わらないようです。
お口の中の状態が良好だと、心身ともに元気で積極的に活動され、
その結果、代謝もあがり美味しいものをちょっと位食べ過ぎても、
問題にならないでしょう。
当院の帰りがけに患者様がよくお話しする話題に、
『うちの孫は、本当にお肉が大好きで、
これから待ちあわせて、一緒に食べに行くのよ。』
お孫さんと一緒にステーキや焼肉を美味しく楽しく召し上がる。
なんて、楽しい素敵な時間でしょう。
『先生に奥歯を治していただいて、
食べるものが家族と一緒になったら
なんだか毎日が楽しくなっちゃって・・・。』
なんてお話もよく頂戴します。
残念な事ですが・・・、本当のところは、
『高齢になってお肉を食べなくなったのでなく、
よく食べれなくなったことがお肉を食べない理由』
である様です。
いくら年齢を重ねても、
心がけ次第で、いつまでも自分らしく
楽しく素敵に活動できますよ!
と強調して、今日は筆を置きます。
ラベル:日経新聞

