2012年12月08日

お酒とアンチエイジング(6)

赤ワインのレスベラトロールはヒトには効果なし?

という抗加齢医学的に、重大なニュースがつい最近発表されました。

米国糖尿病学会(ADA)から、
『赤ワインに少量含まれるレスベラトールのサプリメントを大量摂取しても、肥満以外に疾病のない被験者に対する健康上の有意なメリットはない』
(Diabetes誌オンライン版11月28日号)という報告です。
ワインmini.jpg
『お酒とアンチエイジング』では、
予告通り特集として、赤ワインとレスベラトロールをテーマにする予定でした。
しかし、この速報を先にお知らせしないわけにいかない!
と急遽編集会議(?)で、このニュースを報告することになりました。

レスベラトロールとは、
ブドウから発見された、赤ワインにも含まれる抗酸化成分で、
アンチエイジング分野では
抗ガン作用や神経保護作用、寿命延長などの、
数々の効果・効能が期待され、まさに注目度No.1です。
ここに着目して、健康のために赤ワインを無理して(?)たくさん飲んでいる方もいらっしゃるとか?

特に2006年英国科学誌「ネイチャー」で哺乳類の試験で延命効果が確認されて以来、
究極のアンチエイジング素材として注目を集めていました。

『先に実施された動物実験および生体外試験では、レスベラトールのサプリメントの大量摂取により、肥満、 糖尿病、高血圧症、高脂血症の罹病率および若年死亡率を抑えるという結果が示唆されていた。今回の無作為化プラセボ対照二重盲検試験は、レスベラトールの ヒトへの効果に関する最初の試験であり、肥満以外に疾病のない24人の男性被験者が毎日1500mgのレスベラトールとプラセボを4週間摂取した。
 インスリン感受性には有意な変化がみられず、血圧、代謝速度、トリグリセリド、脂肪などの代謝バイオマーカーへの影響もなかった。
 主任研究者は、レスベラトールが糖尿病や心疾患を予防する可能性が示唆されていたが、今回の試験では、肥満以外に疾病のない被験者には予防的メリットがないということが明らかになったと解説。
 今後は、2型糖尿病、高血圧症、非アルコール性脂肪肝に対するレスベラトールの治療効果の可能性を検討すべきだと説明する。』ということです。

今回のデータだけで、レスベラトロールに期待されるヒトでの様々な効果を否定することはできませんが、
まずは取り急ぎ重大ニュースのご報告でした。
ラベル:赤ワイン
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