
私共の所属する日本抗加齢医学会の中心的メンバーである
白澤卓二先生(順天堂大学大学院医学研究科・加齢制御医学講座教授)が、
週刊誌コラムで、スウェーデン・ストックホルムのカロリンスカ研究所歯学部門の
ビルジッタ・セーデル博士のある研究を紹介しています。
その研究とは、セーデル博士が24年間にわたって追跡した調査に基づくもので、
歯垢の沈着の程度と死亡率の間に、明らかな関連性が見いだされたそうです。
なんと、歯垢沈着で女13.1歳、男8.6歳の寿命短縮とのことです。
(週刊ポスト2012年10月12日号)
歯垢(しこう)とは、細菌が凝集して形成されたバイオフィルム(菌膜)であり、
歯の表面に沈着します。
歯垢が沈着すると歯肉炎を引き起こし、
歯周病を経たのち、最終的には歯の損失に至ります。
歯垢は、動脈硬化に関与することも知られています。
動脈硬化病変に歯周病菌が検出される一方、歯垢の治療をすることで
動脈硬化病変が改善するという報告もあります。
明日から、いよいよ12月です。
症状が進行する前に、お口の手入れも今年のうちにすませましょう。
おおはし歯科医院は、完全予約制でお待たせしないで診療が受けられます。
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